高田馬場リリーベネイルよこいあい Lilybe nail blog

高田馬場リリーベネイル代表 絵描きネイリストあいぱんのブログ

写真集作ってますが、写真集という媒体は未だ謎である

time 2018/07/14

写真集作ってますが、写真集という媒体は未だ謎である

写真集を作っている。やってみて分かったが、とても編集者的になる必要がある作業で、わたしには向いていないようだ。

写真に込めた想いは意外と伝わらない。組み合わせによって、意味を持たせる作業。

自分の当たり前は他者には伝わらないのだと知った。

例えば、電線に鳥が止まっていたら、自動的に”五線譜に音符”だと思えて少しウキウキする。いつからかわからないけどわたしの中での当たり前。それを撮った写真からそれが伝わることはなかった。そうか、そう見えてるのって自分の中だけの話か。他者には違う目線がある。当たり前のことにこの辺りで気付いた。

ストーリーや伝えたいことを伝えるのに、写真の数を減らすことが必要だったりして、「写真集」という写真を見せたい媒体なのに写真を減らすって?!撮った作者としてではなく、思いっきり編集者になる必要があるようで。きっと作者のまま集めた写真集が訳わかんない写真集と呼ばれるもので、

果たして整頓された分かりやすい写真集は魅力的なのか?という問いに当たる。それって第三者の目を通して編集されたもので、撮ったときの気持ちと離れてないか?他者の目を通した編集作業は自分だけの世界では完結しない。

このあたりでミュージシャンの凄さを知った。

個人的なことを曲にしてると思ってたけど共感を得て伝わる人に伝わっている。それってものすごいんだなと今更分かる。

この編集者的作業は思いっきり脳みその内側で行う作業で、楽しくないのだ。わたしの好きな作業ではない。

わたしはきっと編集者になれない。自分の写真でも扱えないのに、人様の想いのある写真を編集するなんてできない。撮ったときで完結してる想いを二次利用するようだ。

やってみてよかった。やってみないと知らないことだった。

絵を描くときの生みの苦しみとは全然違う。そちらは脳みその外側でやりたい作業。脳みその外側は他者にとってわからないことが多いけどそれが良いんだもん。

知らないジャンルの音楽や挑戦って、分かりづらいけどそれが良い。分からない人にはまるで分からないけど、それが良い。

「こう思って撮った、ここが魅力的で撮った」という気持ちは、当たり前には他者に通じない。それが良いんじゃないか。それこそが十人十色で、それぞれの目線があるのだから。

写真集という媒体は未だ謎である。

見た数が少ないから知らないけど、写真だけで思想を伝えてる写真集とかあるのかな?受け取り方を操るのはもはや洗脳では。洗脳的思考は大っ嫌い

多様性をもっともっと認めて生きていきたい。決めつけたものの見方や、それを押し付ける人は超絶苦手。わたしもそれになってたなと思うときあるから、反省して、目標にしてます。

 

これもわたしの目線から見た感じ方。

人によっては、写真集の編集作業で自由になれる人もいるんだろう。

わたしには逆に感じても。決めつけられないのだ。

写真集ってクリエイトなんだろうけど、クリエイトとは真逆に感じるの。写真やカメラってどこまでもメカニックだなと思った。

写真撮ることは自由。

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絵描きネイリストあいぱん

よこいあい(あいぱん)

よこいあい(あいぱん)

絵を描くのが大好き、絵描きネイリスト13年。 アクリル画を描いてます。昨年より都内で美術部主宰。 写真、SONYミラーレス一眼マクロレンズ。 健康のために始めたキックボクシングが楽しみ。 ネイリスト13年目ですが、今まで培って来たもの、絵を描くという特技を生かして、人様に喜んでいただけること。 ネイルを通して、笑顔を交わせる、心を通わせられる。それがわたしにとって“ネイリストという天職”です。 こどもネイル教室も不定期開催。 2012年1月リリーベネイル オープン 日本ネイリスト協会認定講師。 [詳細]