2018/06/13
グリーンネイルのご新規のお客様がいらっしゃいました。
本日、他店のジェルネイルをオフ(付いてるネイルを除去する工程)していたら、一本グリーンネイルになっていました。
今回は、モリモリの3Dやパーツのアートで空気を通しづらい状態になっていたのが、原因かと思います。他店さまのジェルのオフは、ジェルの種類なども分からないですし慎重に観察しながら行います。その方にはグリーンネイルを説明して、今回は1本は付けないで自爪のままになりました。お客様もそれを望まれました。
グリーンネイルってなに?
今のジェルネイルは空気を通すので、かなり減りました。今一番需要のある長さを出さないジェルネイルは、ソフトジェルといって空気も通すし、専用の液体で溶かして取れるものです。
ネイリストの経験上、アートをモリモリ盛ったとき、たくさんのパーツが邪魔をして空気を通し辛くなくなることがあります。そのパーツやアートを埋めるためにジェルネイルの厚みも増していくので、余計です。
グリーンネイルとは、緑膿菌が爪に繁殖して、爪の色が緑色になるので「グリーンネイル」と言われます。一般的によく「カビ」と言われるけど、もともと皮膚上に持ってる菌です。
もしなった場合は、ネイルを取って、なくなるまで自爪で過ごしましょう。ひどくなると、爪が剥がれ落ちるそうです。ネイリストになって13年そこまでひどくなったのは見たことないですが…。
放置してそのままジェルネイルをしていると、進行して色が濃く深くなっていきます。無視してはいけませんよ~!健康あっての美しいネイルです。しっかり治してからまたネイルを楽しみましょう!
ただね、一本グリーンネイルになったからといって体中に広がったり、人に移ったりはしません。怖がり過ぎないでね。
なんでグリーンネイルになるの??
緑膿菌は水分ジメジメした所が好きなので、梅雨はグリーンネイルになりやすい時期です(どちらかといえば)。
スカルプチュアやジェルネイルなどを付けたとき、爪の上に密着している通常の状態なら良いのですが、自爪との間に空気が入ったように浮いてしまうことがあります。そのまま日常生活を送ることによって、浮いた隙間に水分が入り、常に乾くことなく濡れた状態が続くと起こります。
そして、緑膿菌にとって、体温がぬくぬくと居心地良い温度なので、爪の上に繁殖してしまうんです。
軽度なら、爪表面にうっすらなので、ファイルで軽く削るとなくなります。それが進むと、どんどん色が濃い緑色になり、深くなっていくので、削っても消えません。
ジェルネイルをオフして、常に乾燥させた状態にしておくことが一番!
消毒用のアルコールで拭いてあげてください。薬局に消毒用エタノールが800円くらいかな?1000円もしないで売っています。
あとは、皮膚科に行くと、飲み薬で、抗生物質を出してくれる所もあるようです。酷くなって気になる場合は、そのような選択肢もあります。
わたし個人の意見だと、もともと極力薬は飲みたくない派で、風邪のときの抗生物質も飲みたくないので、わたしなら飲まずに治しますけどね。ご自身の意見を大事にしてくださいね。
グリーンネイルにならないために
まずは、付けているジェルネイルが「浮いた・空気が入ったようだ・取れそう」などおかしいと思ったらなるべく早くネイルサロンへ連絡して、直すようにしてください。
決して浮いたからといって、家にある接着剤(アロンアルファやネイルグルーもNG)を流し込んだりしないでください!!応急処置でもやめてください。
え?そんな人いるの?!と思うかもしれませんが、実は結構います!
危険です。先ほども書いたように水分が大敵。一緒に水分が閉じ込められてしまうと、グリーンネイルになります。
ネイルサロンは、グリーンネイルのお客様の後は
使用したファイルを捨て、粉を掃除して、消毒でしっかり拭きます。下に敷くシートやら全部取り替えるので、慎重に。普段ならすぐ元の位置に戻すものも、一箇所に貯めといて、全部消毒してから戻します。
健康でこそ楽しめる美しいネイルです♪気をつけてネイルのある暮らしを楽しんでいきましょうね!